長門湯本@山口に見る地域再生

久しぶりの制限なしのGW。今回は山陰地方を旅してきました。これからの数回は、その旅で感じたことを書きます。旅のルートは、山口宇部空港に降り立ってから、電車と車で山陰地方を西に進み、山口→島根→鳥取で、最後は鳥取空港から飛び立ちました。

 

今回訪れたのは長門湯本@山口。地域再生に積極的に取り組んでいる場所です。下記は、長門湯本のサイトです。なかなか、シャレていると思いませんか?このサイトだけでも結構期待が持てますが、地方の未来の可能性を現地で見るために一泊しました。

yumotoonsen.com

 

長門湯本を訪れて感じた3点を記します。

 

動線が非常に意識されている

下記の地図は、長門湯本のサイトに掲載されているマップの一部です。長門湯本は、山間にあるのため、車で訪れる人が多いです。長門湯本温泉の駐車場は、マップの右側にあります。温泉の中心地である川沿いに向かう場合は、赤矢印のルートを通ります。

マップ - 長門湯本温泉 公式観光サイト

駐車場は高台になっていて、川を見下ろす形になります。その景色が素晴らしい。階段の両脇に竹林があり、その先に川が流れている。旅行・温泉地に来たというワクワク感を掻き立ててくれます。

昼と夜、両方楽しめるようになっている

温泉地のため宿泊客が多く、夜も楽しめる趣向が必要です。上の竹林をライトアップし、幻想的な雰囲気を醸し出してくれます。

また、コロナ禍で、夜に開いている店が無いかもと、心配していましたが、22時ぐらいまで営業している店もあり、良い感じに酔って散歩を楽しむことができました。

とはいえ、地方再生としては、まだまだ道半ば

動線と昼夜の見せ方を意識した設計を見て、古びた温泉地から確実に進化しています。一方で、栄えているのは中心地のみで、まだまだ温泉地全体として、この再開発に乗るという流れにはなっていませんでした。

中心地から離れた旅館には古いボーリング場があり、開店休業の状態。再開発の恩恵を受けていないことはもちろん、再開発に便乗しようとするアクションも取っていないようでした。

正直、再開発の進捗は30%程度でした。更なる発展を遂げるためには、①古くからある施設の更新 (リノベなど)、②外部から長門湯本で働こうする人を増やす、の2つが必要と感じました。