問題発生時に気を付けていること: 対策の中心地にいる、中心地になる

最近、会社でかなり大きな問題が発生し、業務中はその対応に追われています。その中で、色々気づいたことがあったので、何回かに分けて書いてみます。今回の話は、自身の仕事のスタイルとして、「仕事の中心地にいることを心がけている」ということに改めて気づいた点です。

たいていの仕事は、中心地がある

私がやっている仕事は一人で完結することはできず、社内外問わず、10人前後の人間がかかわることで進んでいます。たいていの仕事は、複数人が関わっているでしょう。仕事で連携する人同士のつながり、下図のような絵で表されることが多いと思います。

この時、仕事を進める上で重要なラインがあり、それが集中する部分が人のつながりでの中心地です。基本的には、赤の部分に情報が集積されるため、大事な情報はここにアクセスする必要があります。新たな情報を追加する時も、赤以外の部分にインプットしては、それがメンバー全体の共通理解となるまでに時間を要するため、適切ではありません。

 

上記は人のつながりですが、物理的な位置も重要です。COVID19以降、リモート勤務が増えました。一方で、face to faceのやり取りの重要性も見直されています。私は考えるリモート勤務の弱点は

  • ハードを扱う業種だと何もできない: 例えばネジを作る業種だと、家でネジを加工したり、評価したりすることは難しい (できたとしても、それを製品として扱うことはできない)
  • 緻密なコミュニケーションが必要な際に、タイムラグや情報共有の遅れが発生する  
  • 細かいニュアンスの伝達が難しい (日本人が得意とする非言語コミュニケーションはリモート環境には不利)

があります。問題が発生した場合、物理的な中心地を作ることも、仕事を推し進めるのに重要です。

Next Step: 中心地にいるのではなく、中心地になろう

上記までは、割りと当たり前な話でした。今回、会社で発生した問題で再認識したのが、「中心地にいるのではなく、中心地になろうとすること」こそが大事という点です。問題が発生した場合、いつもより多くの情報が飛び交い、多くの人間が関わり、時間的にも追われており、ゴチャゴチャな状態になります。(関わりたくないと思う気持ちをグッと堪えて) あなたが、情報の整理し、やるべきことを決め、日程を引けば、かならず中心地になります。そうすると、更に情報が集中することになるので、仕事が進めやすくなります。

私自身も、もっと意識しないと・・・。