備えばかりしていると、生産性が下がる

職場にて、「備えばかりしていると、生産性が下がるよね」と感じる場面がありました。

 

社内で、働き方に関する大きめの方針変更の噂が流れました。全社員に影響し、それをネガティブに捉える人もいる内容でした。ただ、その時点ではあくまで噂レベルで、公式発表はされていませんでした。

その状況下で、ひとりの同僚は「噂通りなら、すぐに上長へ懸念点をメールする。すでに下書きを作っている」と言っていました。私は「ヒマだなぁ」と・・・。結局、方針変更は実際にありましたが、噂の内容よりも小規模で、許容できるレベルでした。

この件で、「備えもほどほどに」と再認識しました。仕事をしていると、次々と懸案事項が出てきます。そのため、予想される懸案事項については、事前に備えておき、影響を最小限に抑えるようにします。

では、今回の事例はどうなるか?噂の段階でも公式発表後でも、メールは作成できます。そして、メールの下書きを書いたところで、公式発表の内容が変更できる訳ではありません。メールを書いた本人は、噂の話に対するネガティブな感情をメールにぶつけて溜飲を下げる効果あるかもしれませんが、所詮、噂に振り回されているだけでしょう。

 

ということで、より良い結果が期待できる、もしくは悪い結果を回避できる見込みがある、という状況でない限り、備えをしないように、心がけようと思いました。