UESHIMA MUSEUM: コレクションのレベルが高い

2024/6/1からオープニング展が始まった UESHIMA MUEUMに行ってきました。場所は東京 渋谷で、事前予約必須です。

ueshima-museum.com

渋谷教育学園内ブリティッシュ・スクール・イン・東京をリノベーションして開館されたとのこと。

 

コレクションは多岐に渡り、必ず1つはお気に入りの作品に出合えると思います。

個人的な1番のお気に入り、Olafur Eliasson "Eye see you"。合わせ鏡の空間の中心にあるライトが幾重もの鏡像を作っています。

色の異なる蛍光ライトが非現実な空間を作るDan Flavin "untitiled (for Ad Reinhardt)1b"

壁面に描かれたタイトルが印象的な、Tracey Emin "It's what I'd like to be"

ガラス玉で作られた名和晃平 "PixCell-Sharpe's grysbok"

糸のインスタレーション作品で有名な塩田千春 "State of Being (skull)"。秋に大阪で個展をされるので、行かねば!

アフロ民芸のTheaster Gates "Walkin on Afroturt", "Night Stand for Soul Sister"。2024/9/1まで、森美術館で個展が開催されています。

直島家プロジェクト「角屋」を思い起こさせる宮島達男 "Counter Frafile No.4"

7個の色とサイズが異なる玉が不規則に並ぶAnie Morris "Stack7, Ultramarine Blue" 奥はBernard Frize ”Coam"

フォルムと色が印象的なKatharina Grosse "a.T."

 

気になったのは建築。オープンして間もない美術館なのでキレイなのだが、建築としては面白みに欠けていました。リノベーションとはいえ、もう少し、美術館としてのオリジナリティを出してほしかった。ギャラリー入ってすぐの段差も気になりました。

また、QRコード認証で入る美術館なのですが、各階のギャラリーに入るためにも認証が必要で、スマホ取り出す→QRコードを表示させる→認証機に提示する→ドアが開くの一連の流れで10秒弱かかり、イチイチ面倒だなと感じました。ドアもかなりの重さがあり、階段部分では数秒おきにドアがガタンと閉まる音が聞こえました。セキュリティの観点も分かりますが、入ってはいけない場所だけロックして、観覧OKの場所は常時開放するやり方はできないのかな、と思いました。

とはいえ、コレクションは素晴らしいので、展示作品が変わるタイミングで、また訪れたいです。