瀬戸内旅行記2022夏: 宇野港編 「瀬戸芸の本州側入口」

瀬戸内旅行、最初の目的地は直島への船が出る宇野港です。岡山空港からバスで岡山駅岡山駅から電車に乗り、途中の茶屋町駅で乗り換えして宇野駅に向かいます。茶屋町駅始発の電車でホッとする出来事か置きました。向きを変えられる座席でしたが、いざ発車すると、全乗客の着席方向とは逆に電車が進みだし、間違って照れくさいような笑いに車内全体が包まれました。

岡山空港から2時間ほどで宇野駅に到着です。二次交通はあまりよくないです。

乗船予定の直島行フェリーの出発まで2時間弱あるので、宇野港周辺の瀬戸芸作品を見て回りました。

とはいえ、朝が早かったので、とりあえずは腹ごしらえ。宇野駅から徒歩10分程度の#8 WIRE (下記写真の右手ビル1階) というハンバーガーショップに行きました。古びたビルを改装した施設の1階にあり、テイクアウトでも常時お客さんがいました。ビルには、喫茶店や展示スペースなどもあり、新たな商業施設を建てずとも、既存のモノでやりくりするのは最近のトレンドに則していると感じました。これは瀬戸芸の影響でしょうか?

食べたハンバーガーはこちら。パテだけじゃなく、バンズがウマイ。

食後は宇野港周辺をブラブラしました。見た目は古びた個人診療所ですが、これは瀬戸芸の作品「実話に基づく」です。

診療所を改装した作品で、棚には医薬品のビンや紙箱が並んでいます。床のテレビには、別の建物を油圧ショベルで取り壊す映像が流れています。作品として残った旧診療所と、条件が少し異なることで回避できた未来 (取り壊し) を同じ空間に共存させています。

外壁に内科・小児科とありましたが、この椅子は何となく歯科を連想させました。歯を削られて悶えている私自身が浮かびました。座りたくない・・・。

 

動きものの展示には、心惹かれる魅力があります。「赤い家は通信を求む」の作品の1つが、ある地球儀にモータが搭載されていて、ギアのように触れ合っている他の地球儀も同時に回転するもの。見ていてて楽しい作品でした。

他にもぐるぐる回るウキ。

 

宇野港周辺で最も有名なのは「宇野のチヌ」だと思います。色の違うゴミを重ね合わせて、レインボーを表現しています。

 

短時間の宇野港散策でしたが、フェリーの待ち時間としては充実した時間の使い方ができました。逆に言うと数時間は過ごせますが、宇野港で宿泊するほどの魅力は持ち合わせていません。市内や空港からのアクセスは不便で、わざわざここに来る観光客は、ほとんど直島・豊島が目当てでしょう。宇野港周辺で、お金を落としてもらう施策が必要だと感じました。

 

次回は直島編です。