道東旅行記 2022夏

先日、道東に行ってきました。新千歳空港中標津空港知床半島→網走・北見→女満別空港のルートです。前泊+3日間の予定でしたが、3日目以外は天候があまりすぐれませんでした。

0日目: 新千歳空港

新千歳空港には夜到着し、翌朝の便で中標津空港に向かいます。新千歳空港内には、温泉施設があり、スーパー銭湯のように宿泊できます。

レストランは閉まっていたので、施設内の自動販売機で札幌クラシックとじゃがりこを入手して晩酌しました。。

1日目: 新千歳空港中標津空港羅臼→知床

雨が降る中、東に向かい、海を目指しました。最初に求刑したのが、道の駅「おだいとう」。悪天候なこともあり人は少なかったです。

道の駅の中には、これまでの北方領土の変遷が展示されていました。今のウクライナ情勢を見る限り、過激なことはせずに小さく返還の声を上げ続けるべきと考えました。

お昼ご飯は海鮮。左手前のブリが、脂が乗っており絶品でした。ウニは漁期が終わっており、食べれませんでした。次は6月までに行って、リベンジしないと!

羅臼の道の駅近くで1枚。この後、この道をまっすぐ進み、知床半島を横断します。雲が凄い。

横断途中の展望台の駐車場。10m先もろくに見えず、ビビりながら運転していました。

何とか横断し、ホテルへチェックイン。北こぶしに宿泊しました。外は相変わらず曇天。

1時間ぐらいホテル周辺をブラブラとしましたが、かなり閑散としていました。その後、ホテルに戻り、温泉とサウナで冷えた体を温めました。ここのサウナは風景も良く、かなり良かったです。夕食を食べ、初日は終了。

※ホテルのページから転載

2日目: 知床→網走→北見

初日に知床を散歩した時に、閑散としていた、と書きましたが、その理由の1つは4月に観光船事故の影響でしょう。ホテルやその周辺の様子を見て、やはり悲惨な事故だったということを実感します。

今回、私はそのリスクを認識した上で、観光船を予約していました。不謹慎かもしれませんが、来年は営業しているか分からないと感じたからです。ただ、天候不順で出航がキャンセルとなり、観光することができませんでした。波は穏やかでしたが、視界不良のための欠航でした。事故が起きる前は出航していたのではないか?、と考えてしまうぐらいの微妙な天候でした。

①コロナによる客足減、②観光船事故による客足減、③出航基準の厳格化による出航頻度の減少という3つの要素が重なり、小型観光船は来期の営業が厳しいという考えを更に強くしました。

 

観光船の予定が亡くなったので、車で知床半島を北上します。雨水が残る砂利道の悪路を30~40分走り、カムイワッカ湯の滝まで行きました。観光客で訪れることのできる最北地点です。

途中、エゾシカに遭遇しました。

車で30~40分の悪路を、自転車で走破している人たちがいました。アクティビティとして提供しているのだと思いますが、晴れた日には楽しいかもしれません。凸凹道を「アー、アー」言いながら車で進むより、ゆっくり自然を楽しみながらの自転車旅の方が良い気がします。

知床の次は斜里町へ向かう道すがら、天に続く道に立ち寄りました。確かに、これは広大な北海道の台地がなせる景色です。ライダーの方たちも立ち止まって、バイクと一緒に写真撮影されていました。

2日目最後の観光スポットは網走監獄。個人的に、刑務所と言えば「網走」というイメージが強いです。

今回の訪問で初めて知ったのですが、網走監獄は、ロシア帝国に対する北方防衛の先兵として囚人を送ったことが、はじまりとのことです。下の写真にある「元々彼等は暴戻の悪徒であって、尋常の工夫では耐えられぬ苦役に充て、これにより斃れても、監獄費の支出が減るわけで万やむを得ざるなり」は、時代を感じさせる衝撃的な一文です。凄まじい苦役に充てられたことを示す展示が多くありました。

反抗する囚人には、下の写真のように懲らしめることもあります。

白黒で撮ってみた舎房、コワい。

独房コワい。

ゴールデンカムイの白石のモデルが脱獄中。

網走監獄を出た後は、レンタカーを返却するために北見市へ。北見市は焼肉で有名とのこと。

3日目: 北見→屈斜路湖摩周湖→阿寒湖→女満別空港

最終日は、バイクを借りて道東の湖を巡る旅にしました。天気が崩れなくて良かった!

阿寒湖

途中に駐車場があって、その存在を知った硫黄山。私は硫黄のニオイがダメなので、あまり近寄らなかったです。

そして今回のベストオブ風景!摩周湖。青空、白い雲、草木の緑と摩周湖の青、美しかったです。人が少ないのを良いことに、「おぉー!!」と思わず叫んでしまいました。

最後、阿寒湖と言えばマリモ。親類から土産で貰った記憶があります。

無事バイクを返却し、女満別空港へ。

夕暮れを見ながら、日常へ戻ります。

振り返って

知床ではクマは見れず、観光船に乗れずだったので、若干消化不良でした。ホテルの案内を見たところ、冬のシーズンもアクティビティが満載なようなので、次は冬にリベンジしたいと考えています。流氷クルーズに参加したい。

摩周湖はタイミングよく好天に恵まれましたが、知床付近は基本的に厳しい天候が続くので、余裕を持った日程で計画した方が楽しめそうです。